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整形外科

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骨や関節のケガの治療はお任せください。
骨折や脱臼、靭帯の損傷の他、自己免疫疾患を含む関節疾患などの骨・関節・筋肉の疾病について、必要な検査、治療、リハビリを行っています。
次に該当する場合には、一度、ご相談ください。

こんな症状でお困りではありませんか?

  • 交通事故・高所落下などの外傷時。
  • 歩き方に違和感がある・かばって歩く。
  • 座り方がいつもと違う。
  • 後肢をよく後ろに蹴るようなしぐさをする。
  • 高い所に登らなくなった。

ADVANTAGE 私たちができること

専門外来
整形外科を担当する獣医師が在籍しています。複数の担当獣医師およびスタッフによるチームで治療に当たっています。
事故対応
交通事故や高所落下などの緊急時にも、対応いたします。(年中無休・24時間診療)
治療の選択肢
臨床症状と検査結果から、正しい診断を導きます。治療については、ロッキングプレート・TPLO法・骨移植など、最適な方法を選択します。
セカンドオピニオン
手術を勧められているけれど不安な方や、病状について他の獣医師の意見もお聞きになりたい方は、一度ご相談ください。
治療を進めるに当たり大切にしていること
骨折、脱臼、靭帯損傷といった整形外科で出会う病気は、そのほとんどが直接生命を脅かすことはありません。
だからこそ、「患者様第一主義」をモットーに、その子の病態、性格、
また、飼い主様のご希望に沿ったオーダーメイドの治療法を提案します。
“あいち犬猫医療センターに行けば大丈夫-。”
そう安心していただけるような最善の治療をさせていただきます。

TREATMENT 治療について

ケース①前十字靭帯断裂(アメリカン・コッカー・スパニエル 8歳 避妊メス)

ケース①前十字靭帯断裂(アメリカン・コッカー・スパニエル 8歳 避妊メス)

【治療】
脛骨高平部水平化骨切り術(Tibial plateau leveling osteotomy: TPLO)
脛骨高平部水平化骨切り術(Tibial plateau leveling osteotomy: TPLO)とは、前十字靭帯断裂によって引き起こされる、膝関節の不安定性を治療することを目的として1993年に報告された手術法です。
前十字靭帯の断裂に対しては、人工の靭帯を使用して膝関節を安定化させる方法が一般的でしたが、TPLO法では術後早期の改善が期待でき、さらに不安定性の再発現を少なくできるメリットがあります。

【方法】
脛骨近位に放射状の骨切りを行い、骨片を回転させることによって、脛骨高平部角(Tibial plateau angle: TPA)を減少させます。TPAの減少は、後肢体重負荷時に発生する、脛骨の前方への推進力を制限することが可能となります。
TPLOの適応となる症例は前十字靭帯の完全断裂とされていましたが、完全断裂に移行する前の部分断裂の症例に対しても有効であると報告されています。
また、従来は主に大型の犬に対して実施されていましたが、適切なインプラントを選択することでどのようなサイズの動物にも適応可能です。

ケース②環椎軸椎不安定症(環軸亜脱臼)(チワワ 4歳 オス)

ケース②環椎軸椎不安定症(環軸亜脱臼)(チワワ 4歳 オス)

環軸亜脱臼とは、頸の骨である第1頸椎(環椎)と第2頸椎(軸椎)による関節に不安定が生じ、脊髄に損傷が起きる病態を言います。
脊髄損傷の結果、頸部痛から歩行障害、さらには四肢麻痺、排尿不全、呼吸不全を引き起こします。
先天的および外傷により引き起こされ、チワワ、ヨークシャテリア、トイプードルといった小型犬種に多いとされています。
治療方法は、不安定となっている環椎軸椎に対し、整形外科用のピンおよび骨セメントなどを使用して固定をするという方法です。

ケース③両側下顎骨骨折(シーズー 13歳 オス)

ケース③両側下顎骨骨折(シーズー 13歳 オス)

【治療】
ロッキングプレート使用

ロッキングプレートとは、従来のプレートとの大きな違いは、プレートのネジ穴とスクリューの頭部分にネジの溝が掘ってあり、それによりプレートとスクリューが完全に固定される構造になっています。
プレートとスクリューが固定されることで固定強度が格段に上昇します。

ケース④大腿骨骨折(雑種猫 2歳 避妊メス)

ケース④大腿骨骨折(雑種猫 2歳 避妊メス)

【治療】
ロッキングプレート使用

FAQ よくあるご質問

Q
交通事故に遭いました。どうしたら良いですか?
A
直ぐにかかりつけ医または救急対応している動物病院へご連絡ください。
なお、当院は年中無休、24時間体制で緊急時の対応をしておりますので、まずはお電話ください。
ご来院時は、受付窓口にてお名前を言っていただければ、すぐさま獣医師が対応いたします。
Q
抱っこしていて落としてしまいました。大丈夫でしょうか?
A
その後、歩き方や姿勢に変化はありますか?
足を気にする、触られるのを嫌がったり、鳴いたりなど、何かしらの症状や違和感があれば、すぐに受診してください。
Q
膝のお皿の脱臼と言われたのですが?
A
足をかばっている様子は見られますか?
お皿の脱臼(膝蓋骨脱臼)にはその重症度によって、治療の進め方が異なります。
受診時に、その子の状態に適した方法をご提案します。
Q
散歩中(散歩後)、急に足を上げるようになりました。心配です。
A
靭帯の損傷など、思わぬ大きな事態が起こっているかもしれません。
特に高齢の子、体重の重い子は要注意ですので、受診してください。
Q
整形外科は治療費が高額と聞きますので、相談し辛いのですが。
A
確かに、インプラント材(プレート、スクリューなど)には、高額な材料もあります。
ただ、治療において、高額なものを使用することが、いつも最善とは限りません。
まずは、病態を正しく診断した上で、飼い主様とその子にとって、最善の方法をオーダーメイドでお話しいたします。